痛みを表す言葉
学生だった頃に習って印象に残っていることのひとつ、
「痛みを表す患者さんの言葉はそのままカルテに書いておく」
ということ。
そのことを教わった時には、へぇ~くらいに思って聞いていたけれど
実際に患者さんの治療をしていて
これってけっこう大事なことだなと実感しています。
痛い、しびれる、重い、だるい、
ずきずき、ピリピリ、じわっと。
ものすごく痛いのか、時々痛むのか。
何もしなくても痛いのか、動かすと痛いのか。
痛みの範囲は点なのかエリアなのか?などなどなど。
問診の時や治療中などに
じっくりお話を伺って
それを元に治療を進めています。
患者さんが発する痛みの表現は本当に様々。
そしてリアルに状況が伝わってくる(ことが多い)ので
ほんと、大事な情報なのです。
人によって、場合によっては
「どこが痛いのかわからない」ということもあって
それはそれで大事な情報なので
問診の際は思っていること、感じていることを
率直にお聞かせください。
次にお見えになった時に
痛みや不調の具合がどう変化しているのか経過をお尋ねすると
「え、そうだっけ?私そんなふうに言ってた?
私より先生の方がよく覚えてるね」
なんて言われることもあったりして。
よく覚えてるというよりは
カルテに書いてあるだけなのですが
痛かった時のことを忘れてしまうくらい
今が良い状態になっているなら何よりです。
![](https://raiz-nekko.com/wp-content/uploads/2023/09/20230907001-1024x782.jpg)
先日水族館で見かけたオットセイ?
長いことこの態勢で動かない状態。
この格好はつらくないのだろうかと気になりました。