いつも通り、普通に
随分長いお付き合いになってきたOさん。
ご職業は「IT」。
具体的なお仕事の内容はよくわからないのですが
いつも伺っているお話からすると
会社の中のシステムなどに関わる
縁の下の力持ち的な業務をされているようです。
(↓会社内のシステムなどの話だと思います↓)
「みんないつも普通に動いてるのが
当たり前だと思ってるんだから。
止まると怒られる。
もっと感謝されてもいいはずなんだけどなぁ」
と、ぼやいておられました。
まるで身体の中の話みたいですね。
身体は普通に動くことは当たり前で
いざどこか調子が悪くなってはじめて
身体を円滑に動かせることのありがたみがわかる。
そしてまたしばらくすると
そのありがたみについては
忘れてしまいがちだったりしますよね。
以前、別のシステムエンジニアの患者さんに
「システムエンジニアと鍼灸師って
対象は違うけれど似た職業ですね」と言われて
なるほど、と腑に落ちたことがあります。
不調がある箇所を治すことはもちろん
不調を来さないよう
‘いつも通り’に滑らかに身体が動くよう
メンテナンスをする。
滞りなく、円滑に。
【いつも通り】は ありがたいのです。