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痛みを表す言葉

学生だった頃に習って印象に残っていることのひとつ、

「痛みを表す患者さんの言葉はそのままカルテに書いておく」

ということ。

そのことを教わった時には、へぇ~くらいに思って聞いていたけれど

実際に患者さんの治療をしていて

これってけっこう大事なことだなと実感しています。

  痛い、しびれる、重い、だるい、 

  ずきずき、ピリピリ、じわっと。

  ものすごく痛いのか、時々痛むのか。

  何もしなくても痛いのか、動かすと痛いのか。

  痛みの範囲は点なのかエリアなのか?などなどなど。

問診の時や治療中などに

じっくりお話を伺って

それを元に治療を進めています。

 

患者さんが発する痛みの表現は本当に様々。

そしてリアルに状況が伝わってくる(ことが多い)ので

ほんと、大事な情報なのです。

人によって、場合によっては

「どこが痛いのかわからない」ということもあって

それはそれで大事な情報なので

問診の際は思っていること、感じていることを

率直にお聞かせください。

 

次にお見えになった時に

痛みや不調の具合がどう変化しているのか経過をお尋ねすると

「え、そうだっけ?私そんなふうに言ってた?

私より先生の方がよく覚えてるね」

なんて言われることもあったりして。

よく覚えてるというよりは

カルテに書いてあるだけなのですが

痛かった時のことを忘れてしまうくらい

今が良い状態になっているなら何よりです。

先日水族館で見かけたオットセイ?

長いことこの態勢で動かない状態。

この格好はつらくないのだろうかと気になりました。