発陳
花も草木も一斉に開き始める四月。
東洋医学では春を【発陳 はっちん】ともいい
冬の間からだの中にたまっていた古いものを外に出し
新たなサイクルが始まる時です。
同時にからだの中で眠っていた持病やアレルギーが
表面化しやすい季節でもあるので
しっかり発散することが大切。
だんだん暖かくなってきて
身体の中の陽の気も増えてくる時でもあり
この陽気が発散されずに蓄積してしまうと
イライラ、のぼせ、不眠、神経痛などが
出やすくなってしまいます。
からだの滞りや血流を改善し
身心の巡りを良くするのは
鍼灸治療の得意とするところ。
鍼や灸の刺激は
程よい発散の後押しをします。
春の陽射しを浴びて適度に身体を動かしながら
のびやかに春を楽しみましょう。